退職に関する情報を集めている時によく目にはしましたが、
まさか自分にも同じことが起こるとは思ってもいませんでした。。。
退職前に残りの有給休暇の取得が認められない場合
私の場合、
退職を表明した時点で有給休暇が38日余っていました。
(就業規則上限の9割)
この残り有給休暇を加味した退職日を提示したところ、差し戻されてしまったのです!
部長さんに!!
![有給休暇の消化拒否](https://taishoku-taikenki.info/wp-content/uploads/2016/03/1bb87b6d82a590effc7b512bff63b76b-1024x463.jpg)
課長からこれを告げられた時には愕然としました。
まさか、テレビの中でしか見たことがなかった現実が自分に振りかかるなんて・・・。
(大げさ)
「ここまで来るのに引き継ぎの日程を2ヶ月ほど伸長するという大譲歩をしていたので、
もうこれ以上譲歩することはできない。」
「よろしい、ならば戦争(訴訟)だ!」
などど課長に言ったところで悲しきかな縦割り企業。
またあれやこれやで時間がかかるのは目に見えています。
ですので、私は部長に直談判しに行きました。
自分で言うのもなんですが、
恐らく普通はできないことだと思います。
(物理的にも、心理的にも)
実際に、先に退職した私の同期は、
抗議する労力を嫌がって有給を捨ててしまいました。
泣き寝入りして、およそ30万円をドブに捨ててしまったのです。
(1ヶ月分の有給休暇を現金換算したらそれくらいします。)
しかし、
有給休暇の取得は法律で認められた労働者の権利です。
このような問題は、
過去の判例でもしっかりと労働者側へ権利が認められています。
ですので労働者から申告されれば、
企業側は法律で定められた有給休暇を認めざるを得ません。
私の場合でも、少し法律のことを会話にちらつかせると、
部長はあっさり残りの全有給消化を認めました。
退職前の有給休暇の取得を、部長に直談判した実際の会話
実際の会話はこんな感じです。
私「○○部長。お忙しいところ申し訳ございません。退職の件でご相談がありまして・・・」
部長「はいはい、何?」
私「有給休暇の件なのですが・・・」
部長「ああ!それね!いいよ!半分取っても。」
私「(半分ってなんやねん!?)なんで全部は取れないのでしょうか?」
部長「君ね。普通に考えて、退職する人に全部の有給休暇なんて認められるはずないでしょう?」
私「・・・少し自分で調べてみたら、法律では問題なく取れるようなのですが・・・」
部長「・・・あ、それ言っちゃう?」
私「私も、まだ転職先も決まってなくて、できれば認めて欲しいのですが・・・」
部長「・・・いいよ。分かりました!人事部と掛け合ってみるけど、どうなるかは知らないよ?」
私「(人事部に何を掛けあうねん!?)よろしくお願いいたします。」
・・・話してみた感じだと、
「取り敢えず断ってみて、相手が泣き寝入りしたら儲けもの」
程度の考えだったように思います。
とても大企業の部長職の行動とは思えず、心底落胆しました。
【結論】多少気まずくても、有給休暇の取得はしっかりと主張しましょう!
むしろこれが当たり前の社会になって欲しいところではありますが、
悲しきかな、そうなっていないのが現状です。
もし自分と同じように退職前に残りの有給消化が認められない場合は、
遠慮無く管理職へ抗議しましょう。
しかし、ここで自分に理があるからといって高圧的な態度で交渉に望むと、
相手から要らぬ反発を招く恐れがあります
そうやって最後まで有給休暇取得が認められない場合、
結局は「少額訴訟」を起こすという、非常に面倒くさいことをしなければなりません。
多少イラつたとしても、
交渉は自分が有利であればあるほど、下手に出て行う方が良いですね。